ミニ・セミナー第7回

「令和3年度の藤沢市の容器包装プラスチック等排出状況」

資料によると、藤沢市の総人口は、令和3年度は平成23年度の1.06倍増加し、440,487人になっているのに、総プラスチックの令和3年度は平成23年度比1.2倍、プラスチック製容器包装は同1.2倍、ペットボトルは同1.37倍、商品プラスチックは平成24年度比1.23倍となっており、人口の増加率1.06倍に対し、プラスチック等ごみの増加は顕著であります。

藤沢市の令和元年度の実績で、プラスチック類の資源化費用(リサイクルプラザでの費用)は約47,570万円を要しています。このリサイクルプラザでの資源化は焼却等でCO2を排出することになり、地球温暖化の原因となっています。

市の家庭ごみの収集カレンダーでは毎週1回プラスチック容器包装があり、我家では常に大きなレジ袋2袋を排出しています。

最近のコップ28(エジプト会議)で、産業革命時対比2050年までに地球の温度を1.5℃に抑える目標が、再確認されています。

又、地球の温暖化により、北極や南極の氷が溶け出し、南の島国の国土が海水に浸食され、住民の移住の問題が緊急の問題になっています。

更に、中国の大雨による浸水、アフリカ、フランスの干ばつによる農作物への被害等、地球温暖化による異常気象は世界各地に発生しています。北米における山火事の多発もその一例です。

この日本も例外ではありません。私の感覚では季節が50年程前に比べて、1カ月ずれていると思います。夏の蝉の鳴き方も昔とちがってきました。季節の指標が生態系がくるって来たことからずれて来てしまっています。

地球の温度を産業革命対比プラス1.5℃に抑えることは、スエーデンのグレタさんが厳しく指摘しているように、我々大人の責務です。我々の子や孫に持続可能な地球を引き継ぐためにもエネルギーの使用を極力抑えるため、家庭ごみの排出を少しでも削減(3R実践)しなければならないと考えます。

 

(令和4129日 内田記)