テーマ:水素活用
2050年カーボンニュートラル達成に向けて【日本のエネルギー政策】
〜2030年、2050年に向けた方針〜
カーボンニュートラルとは、温室効果ガスをできる限り低減し、排出せざるを得なかった分については、同じ量を「吸収」または「除去」することで、全体として温室効果ガスの排出を差し引きゼロにすることです。
カーボンニュートラルの達成のためには、温室効果ガス排出の8割以上を占めるエネルギー分野の取り組みが重要ですが、ものづくり産業がGDPの2割を占める産業構造や自然条件を踏まえても、その実現は容易なものではありません。
電力部門は、再生可能エネルギーや原子力などの実用段階にある脱炭素電源を活用し、着実に脱炭素化を進めるとともに、水素・アンモニア発電やCCUS(CO2回収・有効利用・貯留)/カーボンリサイクルによる炭素貯蔵・再利用を前提とした火力発電などのイノベーションを追求していくことが必要とされています。
そして、最終的にCO2の排出が避けられない分野は、DACCS(直接大気回収・貯留)やBECCS(バイオエネルギーCCS)、森林吸収源などにより対応していきます。
水素社会の実現に向けて、何が問題でどうすれば実現出来るか、産・官・学の協業が必要です。
ミニ・セミナー
1. 水素とは
2. 水素は環境に優しいか
3. 水素は安全か
4. 水素エネルギーの意議
5. 水素社会のイメージ
6. 基本政策
(2023年1月 内藤)